「がん細胞」は、もともと正常だった細胞が何らかの原因で変異を起こし、増殖が止まらなくなってしまいます。同じ場所で増殖するだけでなく、すぐ近くの臓器に侵食したり(浸潤)、血液やリンパ管を通じて離れた場所にある臓器に転移してそこで増殖したりする結果、体がむしばまれていく病気です。
「がん」が他の病気と大きく異なり「悪性」といわれるのは、「浸潤(注1)」
「転移」という性質を持っているからです。
注1:がんがまわりにしみ込むように広がること
◆ 上皮内新生物とは?
上皮内新生物とは、腫瘍細胞がそのまま上皮内(大腸は「粘膜筋板まで」)にとどまっていることであり、基底膜(大腸は粘膜筋板)を超えて浸潤をしていないことが悪性新生物との大きな違いだといえます。
上皮内には血管・リンパ管は通っていないため、そのまま進行しなかったり、消退するものもあります。
◆ 良性新生物・上皮内新生物・悪性新生物の違いはどこにあるの?
「がん」が「悪性」と言われるのは「浸潤」「転移」という性質を持っているからです。
「浸潤」「転移」という性質によって「再発」「死亡」の可能性があります。特に「悪性新生物」の場合は「浸潤」「転移」の可能性が他のものより高いといわれています。